コンサルキャリア
2021.11.12
ITコンサルの転職で多い後悔の理由とは?失敗しないための7つのコツ
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ITコンサルへの転職を考えている方の中には、転職後に後悔するかもしれないと不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
本稿では、ITコンサルタントにとって必要なスキルや向いている人・向いていない人について詳しく紹介します。とくにSEから転職する際は、ITコンサルで求められるスキルなどは事前によく理解しておきましょう。
また、ITコンサルタントに転職する際の失敗しない7つのコツについてもわかりやすく紹介します。
前提知識なしで闇雲に転職すると失敗する可能性が高くなるため、ITコンサルタントへの転職を後悔したくない方は、転職前にご一読ください。
ITコンサルタントの転職で多い後悔の4つのパターン
まず、ITコンサルタントの転職で多い後悔のパターンを紹介すると、主に以下の4つのことがあげられます。
- 激務で仕事についていけなかった
- 知識やスキルが追いついていなかった
- 性格が仕事に合っていなかった
- 転職先で人間関係がうまくいかなかった
それぞれについての具体的な内容を以下で詳しく紹介します。
①激務で仕事についていけなかった
ITコンサルタントは給料の水準は高いため年収などに不満がある方は少ないですが、残業時間が長いなどの理由から転職を後悔する方が一定数います。
ITコンサルタントが激務になりやすい理由としては下記のようなものがあげられます。
- 複数の案件を同時に抱える
- クライアントの要求するアウトプットの水準が高すぎる
- 設定される納期が短い
プロジェクトの内容にもよりますが、上記のような理由で残業が多くなり長時間労働になるケースもあります。
現在では体力がある外資系の大手企業ほど労働環境の改善に力を入れています。具体例は後述します。しかし、業界全体を見渡すと激務を強いられるプロジェクトに出会いやすいことを理解しておきましょう。
②知識やスキルが追いついていなかった
ITコンサルタントはクライアントに対して、質の高い提案や競合会社のリサーチなどをおこなう必要があります。
そのため、日常の業務に加え業界の変化や、それに伴う知識・スキルの習得が大切です。IT技術も年々進化しているため、常に勉強する姿勢が求められます。
また、知識・スキル不足が原因で残業が増え、結果として激務となり仕事についていけないというサイクルに入るケースもあります。
③性格が仕事に合っていなかった
体力面、知識・スキル面だけではなく「ITコンサルタントの仕事が性格があっていなかった」というパターンもあります。
ITコンサルタントは技術的スキルや知識を高めるだけではなく、経営層とのコミュニケーションや提案力、プレゼン能力といったさまざまなスキルが要求されます。
そのため、SEで実務経験を積み「IT関連の知識がある」という理由だけで転職すると、仕事内容と自分の性格が合っておらず後悔する方も少なくありません。
コンサルティング業界には「up or out(down)=昇進するか去れ(降格)」という文化があり、基本的に着実に職位を上げられない人は転職していきます。
このような文化からも、自分に適性がなかった場合、結局は転職を考えることとなります。そのため、自分の能力が発揮できる環境かどうかは転職前に慎重に情報収集しておきましょう。
④転職先での人間関係がうまくいかなかった
ITコンサルタントに限ったことではないですが、転職後の人間関係で苦労する人も少なくありません。
とくにITコンサルタント業界は体育会系という企業も多いため、そういった環境が苦手な方は少なからずいます。
すべての会社が体育会系というわけではありませんが、いずれにしろ事前に転職先の社風は調べておきましょう。
IT業界の労働環境改善に向けた動きの具体例
先述したようにIT業界は激務であることが影響し、転職していく人がいます。このことから、転職者は「残業時間」や「ワークライフバランス」に対する関心が大きいとされています。
これを受け、外資系を含めた大手企業といえども、人材確保のために具体的な労働環境の改善に取り組み始めています。
具体例として、大手企業の「アクセンチュア」、「PwC」、「デロイト」それぞれの企業の労働環境改善の取り組みを以下で紹介します。
アクセンチュアの取り組み
- 休日労働を含み2ヵ月ないし6ヵ月平均は80時間以内とする
- 休日労働を含み単月は100時間を基準値とする
- 月45時間を超える時間外労働は年半分を超えないこととする
- 本年度、前年度実績の84.3%より年休取得率を向上させる
- 本年度、前年度実績の13.0%より男性社員の育児休業取得率を向上させる
出典:働き方・休み方改革/ワーク・ライフ・バランス | Policy(提言・報告書) | 一般社団法人 日本経済団体連合会 / Keidanren
PwCの取り組み
- リモートワーク
- コアなしフレックスタイム
- 時短勤務(一日あたりの勤務時間の短縮)
- 短日勤務(一週間あたりの勤務日数の短縮)
- ペーパーレスの推進長時間労働を予防する諸施策
- ワーキングペアレンツ支援制度による支援の強化
出典:柔軟な働き方を実現する制度 | PwC Japanグループ
デロイトの取り組み
- フレキシブルワーキングプログラム
- デロイトトーマツ保育園
- 産前講座・産後ケア教室
- 育児コンシェルジュ
- シッター利用料補助制度
- 家事代行サービス・自費介護サービス
- マザーズルームの導入
出典:ワークライフマネジメント(両立支援の取り組み)|ダイバーシティ&インクルージョン|デロイト トーマツ グループ|Deloitte
このような働き方改革の結果が出るにつれ、「ITコンサル=激務」というのは必ずしも正しいとは言えなくなってきました。
コンサルティングファーム=ヒトが資本です。
そのため、売り上げを伸ばすためには非コンサルティングファーム出身の転職組み、人口減少で獲得競争が激化する若年層の採用活動の強化、外国籍社員が働きやすい環境の整備、家庭や家族構成の変化をきっかけにリタイアを選んでいた女性の繋ぎ止めに積極的な施策を行う必要があります。
そうでなければ、持続可能な成長を成し遂げることが難しいからです。
このため、大手外資系コンサルファームでも上記のような労働環境改善に向けた動きが起きており、転職段階で、労働環境の改善に力を注いでいる企業を選ぶことで、自分の理想に近い環境を手に入れるチャンスが増していきます。
また、実績を積みスキルや知識が身につけば、フリーランスとして独立し、自分の裁量で働くといった環境を手に入れることも可能です。
そもそも「ITコンサルタント」とは?
転職する前に、そもそもITコンサルタントとは何かを理解しておきましょう。
ITコンサルタントとは、「IT技術でクライアント企業の課題を解決するための支援・提案やシステム構築をおこなうコンサルタント」です。
業務の詳細は企業やクライアントの要望によってさまざまですが、一例をあげると下記のようなものがあります。
- クライアント企業のIT戦略立案・サポート
- ITソリューションの導入を主導・サポート
- クライアント企業の顧客データを活用した業務改善提案
なお、SEとITコンサルタントは仕事内容が異なるため、その違いについてもよく理解したうえで転職を検討しましょう。
また、ITコンサルタントの仕事内容については、以下でも詳しくご覧いただけます。転職で失敗しないように、ITコンサルタントという職業についてより詳しく知りたい方は、ぜひご一読ください。
▼関連記事
ITコンサルタントとは?仕事内容やSEとの違い、必要な資格を徹底解説!
ITコンサルタントの平均年収は?仕事内容や求められるスキルを分かりやすく解説!
「SE」と「ITコンサルタント」の違いとは?
SE(システムエンジニア)とITコンサルタントの違いを簡単に説明すると、下記のような違いがあります。
SE | クライアントが求めるシステムを構築する |
---|---|
ITコンサルタント | ITを駆使しクライアント企業の課題を解決すること |
上記のように、SEではシステムの具体化という役割がある一方で、ITコンサルタントはその上流工程を担当します。
クライアントの求めるニーズを理解し、課題を見つけ、その課題解決のため提案や調整を繰り返しながら解決するという経営層と同じ視点が必要という違いがあります。
このような違いからSEで培った経験がITコンサルタントでも生きる場面はありますが、必要になるスキルや適性は異なると言えます。
ITコンサルタントとSEの違いをより詳細に知りたい方は、以下もあわせてご覧ください。より深く両者の違いが理解できます。
▼関連記事
ITコンサルタントとSEの違いとは?業務の内容や給与などの違いを解説!
ITコンサルタントの転職で後悔しないための7つのコツ
ITコンサルタントの転職で後悔しないためのコツとして、下記の7つを紹介します。
- 仕事内容を理解する
- 働き方が自分にあっているかを見極める
- 転職先の口コミ・評判を事前に調べておく
- ホワイト企業認定されている会社を選ぶ
- 転職エージェントを活用する
- 転職にあたって重視するポイントを決めておく
- フリーランスでの活動も視野に入れる
それぞれについて、以下で詳しく解説します。
①仕事内容を理解する
1つ目のコツは、仕事内容をよく理解しておくことです。
前述のとおり、SEとITコンサルタントの仕事内容は異なります。ITコンサルタントでは知識やスキル以外に円滑にプロジェクトを進められる人間力なども必要です。
SEなどから転職する場合は「こんなはずではなかった」とならないように、ITコンサルの仕事内容はよく理解しておきましょう。
②働き方が自分にあっているかを見極める
ITコンサルに限らず転職先の労働環境や勤務時間、社風などの情報を集めて「自分が働いている(活躍している)姿」が思い描けるか考えましょう。
ITコンサルタントは、高単価な分クライアント経営層からの期待値が高く激務になりがちなため、自分の性格と合っているかを見極めることが大切です。
③転職先の口コミ・評判を事前に調べておく
転職先をピックアップしたあとは、企業情報はもちろん、企業の口コミや評判を調べましょう。ネット上には口コミを閲覧できるサイトなどもあります。
ただし、すべてを鵜呑みにしないことも大切です。口コミは退職した人からの投稿が多いため基本的にネガティブなものが多い傾向にあります。
本気で転職を成功させたい場合は、実際に働いている人から話を聞くのがベストです。
④ホワイト企業認定されている会社を選ぶ
経済産業省がおこなっている「健康経営優良法人認定制度」では、健康経営に取り組む優良な法人(従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる法人)を見える化することで、社会的な評価を受けられる仕組みを作っています。
転職で失敗しないためには、「健康経営優良法人認定制度」でホワイト企業認定されている企業を選ぶといった方法もあります。
また、ITコンサル業界はたしかに激務になりがちですが、国の働き方改革促進の影響もあり、外資系コンサルファームでも先述したプロジェクトのような働き方改革が進んでいます。
職場環境の改善は人材獲得競争においても重要になるため、イメージだけで「ITコンサルタント会社はすべてブラック」と捉えず、労働環境の改善に力を入れている企業も多いことは理解しておきましょう。
⑤転職エージェントを活用する
転職にあたっては、自分で求人を見つけ応募するタイプの「求人サイト」と、キャリアコンサルタントなどが条件にあった求人を提案してくれる「転職エージェント」があります。
転職エージェントはインターネット上には出て来づらい、企業の中の評判や実際の労働環境について情報を持っていることがほとんどです。エージェントを利用すれば、効率的かつ自分の細かいニーズにあった転職先を見つけられる可能性が高くなります。
また、転職エージェントでは、求人を掲載している企業が「人材紹介料」として運営企業に報酬を支払うため、ユーザー側(転職者)は無料で利用できることもメリットです。書類添削や面接対策もおこなってくれるため、ぜひ有効活用しましょう。
⑥転職にあたって重視するポイントを決めておく
転職先とのミスマッチを防ぐためには、闇雲に転職活動をせず、下記のようなポイントを洗い出し、自分が何を求めて転職するのかをハッキリさせておきましょう。
- 年収
- 労働時間
- 業務内容
- 会社の規模
- 将来性
妥協できる点とできない点をハッキリさせておくと、後悔する可能性を下げることができます。
⑦フリーランスでの活動も視野に入れる
ITコンサルタントとしての知識・スキルがあるのであれば、転職ではなくフリーランスという選択肢も検討しましょう。フリーランスであれば働き方を選べるため、少なくとも激務や人間関係で悩むことからは開放されやすいでしょう。
弊社Liberty Nationでは、フリーランスのITコンサルタントと企業のマッチングをサポートするサービスを提供しています。
フリーランスのITコンサルタントとして活躍することを検討している方はぜひ以下バナーよりご登録ください。
ITコンサルタントで求められるスキル・能力とは?
ITコンサルタントで求められるスキルや能力には以下のようなものがあります。
- ITに関する知識・スキル
- コミュニケーション能力
- プロジェクトマネジメント能力
- 論理的思考能力
- 仮説思考
これらのスキル・能力についてそれぞれ以下で詳しく紹介します。
ITに関する知識・スキル
ITコンサルタントではITに関する全般の知識やスキルが求められます。
とくにITコンサルタントでは「クライアントの要望通りに仕事する」という受け身ではなく、クライアントのITを駆使し課題を解決するための積極的な提案力が必要です。そのためにはITに関する知識・スキルがなければそもそも仕事が成り立ちません。
ITコンサルタントでは要件定義や設計などの上流工程に関するスキルが重要視されるため、SEからの転職を考えている方は上流工程にも触れておきましょう。
コミュニケーション能力
SEはクライアントの担当者や社内でのコミュニケーションが重要視されるため、ITコンサルタントでも生かせる可能性があります。
しかし、ITコンサルタントはクライアント企業の経営層や、さまざまな部署など社外の人とのコミュニケーションが必要です。
伝える能力に加え、ヒアリング能力も重要視されます。外資系への転職を考えているのであれば英語でのコミュニケーション能力も必要です。
プロジェクトマネジメント能力
ITコンサルタントはPMOの一員として、プロジェクトを成功させるための工程管理能力が求められます。
企業によってはプロジェクトの進捗管理はPMOに大部分を任せるケースもありますが、まったく関わらないということはほとんどありません。
また、もし複数のクライアントを抱える場合、混乱しないように整理する力も必要になります。
論理的思考能力
クライアント企業の課題解決のために論理的思考能力は必須です。
客観的なデータや根拠を集める他、自分の頭の中だけで完結するのではなく、それをクライアントに提案できるように筋道立てて伝える能力も必要になります。
仮説思考
集めた情報を分析し、「クライアント企業の課題解決のために何が必要か」の仮説を立てて実行・検証する能力も求められます。
SEではクライアントが求めるシステム構築がほとんどのため、仮説思考をおこなう機会がほとんどありません。ITコンサルタントに転職するにあたっては新しく習得する必要があるスキルと言えるでしょう。
ITコンサルタントへの転職が向いているのはどんな人?
ITコンサルタントへの転職は下記のような方が向いていると言えます。
- 仮説を立て、検証・実行まで主体的に行動できる人
- 高年収を求めている人
- IT知識が豊富な人
- 実力主義の世界で働きたい人
- 激務に耐えられる体力がある人
それぞれの特徴について、以下で詳しく紹介します。
仮説を立て、検証・実行まで主体的に行動できる人
ITコンサルタントは「与えられた仕事をこなす」、「ルーティン作業を黙々とこなす」という人ではなく、積極的に課題解決に取り組む姿勢や目的意識、行動力が大切です。
1人だけで仕事をすることがないため、主体的な行動で周りを巻き込みながら仕事を進められる人が向いています。
高年収を求めている人
ITコンサルタントは一般的に年収が高い職業とされています。
経済産業省の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」によると、ITコンサルタントの平均年収は928.5万円です。
出典:IT関連産業の給与等に関する 実態調査結果(P.6)
他のIT関連産業に比べて高いことがわかっており、外資系で働ける実力があるのであればさらに高い年収が見込めます。
なお、国税庁によると業種別の平均年収は以下のとおりとされています。
業種 | 平均 |
---|---|
建設業 | 501.5万円 |
製造業 | 519.5万円 |
卸売業,小売業 | 383万円 |
宿泊業,飲食サービス業 | 250.6万円 |
金融業・保険業 | 631.3万円 |
不動産業,物品賃貸業 | 445.9万円 |
電気・ガス・
熱供給・水道業 |
759万円 |
運輸業,郵便業 | 444.6万円 |
情報通信業 | 622.4万円 |
医療,福祉 | 397.2万円 |
学術研究,専門・技術サービス業,
教育,学習支援業 |
497.9万円 |
複合サービス事業 | 437万円 |
サービス業 | 363.3万円 |
農林水産・鉱業 | 311.6万円 |
(業種平均) | 440.7万円 |
上記のとおり、日本人の平均年収は約441万円のため、ITコンサルタントの平均給与は平均より倍近い額の年収であることがわかります。
さらに、フリーランス協会の「フリーランス白書2020」によると、フリーランスのコンサルティング業の収入も高いことがわかっています。(年収800万円以上の中の22.6%はコンサルティング業)
出典:フリーランス白書2020_フリーランス協会(P.31)
なお、弊社Liberty Nationに所属しているITコンサルタントの場合は下記のとおりです。
項目 | 内容 |
---|---|
年収 | 1,440〜4,200万/年 |
平均年収 | 約2,000万円 |
単価 | 120〜300万/月 |
平均単価 | 150万/月 |
このように、ITコンサルタントは高年収の職業とされているため、年収アップを狙っている人もおすすめです。
IT知識が豊富な人
ITの知識があるのはITコンサルタントを仕事にするうえでは前提ですが、なおかつ新しいIT技術の知識を習得したり、クライアントに合わせた情報をリサーチする力も必要となります。
そのため、ITに関する勉強が苦にならない人、知的好奇心や探究心をお持ちの人におすすめの職業と言えるでしょう。
実力主義の世界で働きたい人
ITコンサルタントは実力主義であることが多い業界です。
成果が出なくても会社からクビを宣告することはほとんどありませんが、結果が出なければ降格されるケースが多く、結果的に居心地が悪くなってやめていくといったことも少なくなありません。
そのため、競争心が強く結果を出すことに楽しみを感じる人に向いていると言えるでしょう。
激務に耐えられる体力がある人
ITコンサルタントは一般的に長時間労働になりやすい傾向にあります。
ここまでも解説したとおり、労働環境については改善が進んでいますが、知識やスキルが未熟な場合や、抱えるプロジェクト数などによっては激務になるケースもあります。
そのためITコンサルタントは、体力に自信がある人に向いています。
ITコンサルタントへの転職が向いていないのはどんな人?
一方で、ITコンサルタントが向いてない方の特徴としては以下のようなものがあります。
- プレッシャーに弱くメンタル面・体力面に不安がある人
- ワークライフバランスを最優先したい人
それぞれについて以下で詳しく紹介します。
プレッシャーに弱くメンタル面・体力面に不安がある人
体力面はもちろんですが、ITコンサルタントは企業からの期待値が高くなりがちなため、プレッシャーに押しつぶされ健康を崩す可能性があります。
経営層を相手に提案やプレゼンをする機会も多く、動かす金額も大きいため、それに伴いプレッシャーは一般的な職業と比べて大きいと言えます。
それらを仕事へのエネルギーに替え、ポジティブに捉えられる人は向いていますが、プレッシャーに感じ本来の力が発揮できない人には向いていません。
ワークライフバランスを最優先したい人
ワークライフバランスを最優先したい人にも、向いている職業とは言えません。
残業に関する規制は厳しくなっているため残業時間は減少していると言われていますが、繁忙期や納期が重なれば、その分残業は避けにくいでしょう。そのため「確実に定時で退職し、暦通りの休日が欲しい」という方のITコンサルタントへの転職はおすすめできません。
もしITコンサルタントとして活躍しながらワークライフバランスを考慮したいのであれば、フリーランスとして自分裁量で仕事量の調節ができる働き方をおすすめします。
まとめ
ITコンサルタントの転職では、スキル面・適性・人間関係などで後悔をするパターンが多いです。さらには激務になりやすい傾向にある職種でもあります。そのため、転職前に自己分析を含め、しっかりと考えた方が良いでしょう。
反対に、年収が一般的な職業に比べて高いため、自分の性格や志向性とITコンサルタントの仕事内容がマッチするとかなり幸福度が高くなると言えます。
また「激務は避けたいがITコンサルタントとして活躍したい」、「自分の裁量で仕事量を調節したい」という人はフリーランスコンサルタントとして働く選択肢もあります。
もしフリーランスでのITコンサルタントを検討している方は、フリーランスと企業のマッチングをサポートしている弊社Liberty Nationのサービスを活用してください。
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